| はれぶたかるた 投稿者：ヒロママ 投稿日：2002/01/15(Tue)21:34:10 |
| はれぶたかるた探しています。インターネットで注文できませんか？書店で申し込むと2週間くらいかかるといわれました。「あ・ありのあしあとのあ・・・」とかいうたまらなくユーモラスなカルタです。子供の2歳のお誕生祝いに頂き、すっかりファンになりました。また私も友人の子のプレゼントにしたいのですが・・・。 このたびは、メールをいただきましてありがとうございました。お問い合わせの件ですが、送料がかかってしまいますが、小社のホームページからインターネットで購入することができます。 http://www.iwasakishoten.co.jp/cgi-bin/frame.cgi?id=501801 上記のページからショッピングバックのところをクリックしてください。 （編集部より） |
●字をおぼえる幼児だけでなく、小学生や大人でも楽しめます。
ぶたの形のかるたは世界にこれだけ。トランプのようにうまくきったり、そろえたりできるのかと心配でしょう。これが、やってみると快感なんです。指が耳のところにうまくはいって・・・やりたくなったでしょ。「ぶためくり」もできるし、「がいこつぶた」などのキャラも描いてあるので、いろいろゲームができます。２歳から１００歳まで楽しめます。家族そろってみんなニコニコはれぶたかるた。
●かるた作りのうらばなし 矢玉四郎
矢玉四郎がかるたを考えればこうなりますと、胸を張って言えるようなものを作ろうと、岩崎書店の編集者と話し合いました。
普通のかるたは、厚紙に印刷して四角に切って作るのですが、裏は灰色でいかにも、「うらー」という感じです。これがいやなので、裏も印刷しようと考えました。トランプのようになるので、トランプの遊びもできます。
なんといっても「いっそぶたの形にしたら・・」というアイデアが編集者から出てきたのが、ヒットです。「そりゃあ、いい」といったものの。いろいろ苦労しました、させられました。
もっと大事なのは、内容です。かるたの文「ありのあしあと」「へびのへそ」これはニ語文です。赤ちゃんを育てた人は、わかるでしょうが「うまうま」「ぶうぶう」から、「まんま
たべる」「ぶうぶう いった」と、子供が二語文を話しだす日がきます。これは論理を獲得したということ。
この二語文で、かつ、小学生でもおもしろいと感じられる文を作ろうとおもいましたが、俳句よりきびしい。あいうえおの本は数々あれど、子供がわかって大人もおもしろい文を二語で作るのは至難のことでした。
「へびのへそ」で、「へびにへそある？」と子供が聞くのである。「さあ、あったかな？」了見の狭い教育者だと、これをまちがいとしてしまう。ゆとりのある遊び心が必要です。
どうでもいいことは、どうでもいい。何を捨てて、何を取り上げるか、ここにその人物の器があらわれてくる。
とにかく、おもしろいから、やってみてみて。
「はれぶたあいうえお」矢玉四郎のひらがな表）これを壁に張っておくと子供がすぐ字を覚えたと評判です。内容はカルタと同じです。子供を育てる極意はユーモアです。
★秘密の蛇足
このかるたについてもう一言。パッケージ・デザインですが、私はインダストリアル・デザイン出身だから、買った人にしかわからない箱のふたの裏までデザインしてあります。さらに、箱は一枚の紙を組み立てて作ってあるのですが、組み立てた後、見えなくなるところまでデザインしてあります。買った子供が、箱をこわしたときに、はじめて気がつくというわけです。
★パクリ禁止！
それから、子供の商品は、パクられることが多いです。このカルタをぶたの形にしたのは、岩崎書店の独創です。
関係法規は「著作権法、不正競争防止法、特許法などですが、それ以前の制作者、創作者の道徳、仁義を大事にすることがもとめられます。
なぜこんなことをいうかといえば、さんざんひどいめにあったからです。このことは、「ぶたの歯ぎしり」として、体験もまじえて独創性の評価とか、創造的思考について語る場をもうける。
ただし、たいしたアイデアでもないのに、しかけ絵本などに、パクるなと書いてあるのはいただけない。むかしの子供の本の付録などでさんざんやったことを、自分のアイデアだというのは、盗人たけだけしいということだ。まあ、そういえば、貝合わせなんてのもあるから、はれぶたかるただって、そういばれたものじゃないけど。
わたしが漫画家をやめた理由のひとつに、秋竜山氏と、アイデアがかち合ってしまうということもあった。秋竜山氏を評価出来ない日本人のニンニク頭にはうんざりします。（２００２年１１月に出た「復活！大人まんが」実業之日本社で見れます）
ネット上で検索すると、教育界だけでなく、大人もはれぶたかるたを活用しています。パソコンの練習教材としたり、子供だけでなく、老人ホームや施設などでも役に立てられるかもしれません。
●ｂｋ1の書評より
卒園、入学、転居など、別れと出会いの季節になりました。『はれぶたかるた』を小さい子にプレゼントすれば「あのかるたをくれた人」として、その子の記憶に残り、一生感謝されます。販売は本と同じ扱いになっています。
世にカルタはいろいろあるが、こんなカルタは見たことがない。はじめの一枚は「ありのあしあと」アリの足跡を見たことがありますか？ガラス板にうすく小麦粉をひろげて、アリを歩かせると・・・もしもし、本気にしないで。
字の読めない子供もわかって、大人も楽しめるものを、たったの二語で作ってあります。「へびのへそ」わずか五文字の文学だ。幼児むけ山頭火だ。
ふつうカルタは長方形で、トランプとちがって裏もそっけない。編集者の「いっそぶたの形にしたら」の一言から、試行錯誤のすえに開発された、世界初の「ぶたの形のかるた」です。で、ピンクのぶたが９６頭入ってますので、一頭十円強です。くりかえし楽しめるからこれは安い。これで遊べばみんなニコニコ。一家に一箱常備しませう。
かるたとり、あいうえお合わせ、ぶためくり、花火ゲームと、遊びかたもいろいろ。
ｂｋ１で買う人だけに、そっと教えますが、外箱にも小さなぶたが三頭いますが、あと二頭秘密のぶたがかくれているのです。見つけた人いますか？ （2001/2/28)矢玉四郎
ぶたごやへかえる